ツイッターカード用

タルパとは何か?

2018/10/22 Mon 20:24

10/22 23:59 改稿
初版

「タルパって何? IFやタルパとどう違うの?」と悩んでる人のために書く。
これを読めば、みんなの言ってることがわかるはずだ。

まずは「タルパに似たもの」を紹介しよう。
そこから、今のタルパはどのようなものか、なぜそうなったのかを書いていく。
・イマジナリーフレンド

略してIF。
元々は精神医学の用語で、子供が幼少期に作る空想上の友達を指す。
でもあんまりはっきりした定義はまだない。

一般的には幼少期にひとりでに現れる者を指し、現実に重ねた視覚像は持たない。

ただ、もしあなたが「自分で創ったものでなくて、現実に映さないのがイマジナリーフレンドなのかな?」と言ったら「自分で作ることもあります!」「現実に映すこともあるんです!」と言われたりもするので余計混乱すると思うが、
それはもともとイマジナリーフレンドの定義がはっきりしていないのでどうとでも言えるからだ。

まあタルパーをやる上ではあまり関係ないので気にしなくていい。
関係あるんだよ!!と言ってくる人は無視していい。

・ナフラ
タルパとは何か?と言う話が泥沼になってきたから作られた単語。
その時、タルパに似た存在とされていたもの(式神とかIFとか)をまとめてナフラと呼ぼう!と言うもの。

定義が固まる前に姿を消した。
今はあんまり使われていないのでこれも気にしなくていい。

・思念体
最近タルパ界に新しくできた言葉。

見えなくて人格をもつ存在をまとめてこう呼ぶ。
イマジナリーフレンドやタルパの相称に近いが、それに似た性質を持つものも含む。

Twitterのタルパ界隈でよく使われ出したのは2018年上半期。
そこからすごい速度で広まった。求められていたのだろう。
それ以前にも観測できないこともなかったが、タルパ界隈に関与しており、影響力を持つとある人が広めたと考えられる。

……ナフラと同じでは?と言う疑問に関しては語るのは避ける。
オカルト的なものは含まないから違う、と考えておいていい。

まあ、思念体に関しては「なんか自分から話す不思議なもの」と覚えとけば特に問題はない。だいたいそんな感じのニュアンスでみんな使っている。

・タルパ

大問題だ。
調べ始めたが最後、永遠に答えの出ない罠だ。

いやいや、永遠に出ないなんてことはないと思うよ、と言われるかもしれない。

いいや絶対だ。なぜなら、タルパが何か?と言う疑問に答えが出たことは今までの歴史で一度もないからだ。
それどころか、どんどん答えは出しにくくなっている。
タルパという言葉の意味が、どんどんあいまいになっているからだ。

だから、界隈のなかで調べ続けても、答えは永遠に出ない。

ちなみに、英語圏のタルパコミュニティではかなり明確に答えが出ている。→tulpa.info
英語圏の他のコミュニティについても似たような感じだ。
ともかく、みんなが「そうだよね」と言える答えは出ている。納得をすることができる。

じゃあなんで日本ではそれがないんだろう?

その理由をゆっくりと見ていこう。

まず、タルパが生まれ始めた時はある程度の基準があった。タルパと言う概念が、2ちゃんねるのオカルト板で語られ始めた頃だ。

・人がイメージすることで作られたもの
・自分で話したり、動いたりする。
・その姿を捉えることができる。
・不思議な、または霊的なものである

以上のような基準があって、はっきり言わなくても、みんななんとなくそう思っていた。
このあたりはKindleで売られてる考察記事『タルパコンプレックス スイッチ!』に詳しい。

ただ、そこからさらに時間が進むと、どんどん「タルパ」という言葉はあいまいになっていく。

自分からイメージしたものでなくてもタルパと呼ばれるようになったし、
霊的なものでなくてもタルパと言われ、視覚的な姿がなくてもタルパとなり・・・・

そこからもさらにどんどんと曖昧になって、みんな、タルパがなんなのかどんどん分からなくなっている。
それからは

たとえると、赤く丸くて甘い果物がリンゴだよね、とみんな思ってたところから、いや、赤い果物はみんなリンゴだ、いやいや木になるもの全部がリンゴなんだ、と言いあう状況になっているのが今のタルパ界隈だ。

そんな集まりに新しい人が来たら、「えっ結局リンゴってなんなの・・・? 他の果物と何が違うの?」となるだろう。それがあなただ。

最近ではその言い合いにも疲れてきたのか、「タルパの定義は人それぞれなんだよ」などと言われたりもしている。でもほんとうに人それぞれなら、タルパなんて同じ言葉を使う意味がない。
それに、そもそも最初から分からない人はどうすればいいんだ、となってしまう。

あなたが混乱するのも無理はない。
愚痴の一つも言いたくなるだろう。「どうしてこんなことになったんだ?」

その疑問に、これから答えていこう。

ところで、あなたが抱くような疑問を持っていない人たちがいる。
その多くは、すでに”タルパのようなもの”を持っていた人たちだ。

彼らの多くはあまり悩まない。「自分の持っているものをタルパに加えたい」という無意識の選好があるので、すぐに自分なりのスタンスを見つけ、それを守ろうとする。

そうした人が今までタルパとよばれなかったものを「タルパです」と言ったり、「タルパにしました」と言ったりする。そのことによってどんどん定義が拡大したのが今の状況だ。
なぜそうするのか?

理由には色々あるだろうけど、僕が推測する主な理由は下に書いたようなことだ。

・交流するため
タルパである、と言えば、タルパ界隈の中でそれを紹介したり、交流することができる。
ただ、Twitterのタルパ界隈はタルパ以外だと言っても受け入れる土壌ができてきているのでその限りでもないだろう。

・名前をつけて安心する

人間の心理として、名前を付ければ"わけのわからないもの"ではなくなり恐怖感が薄れたりもする。
得体のしれないものであれば、それは恐怖だが、タルパであるなら怖さは薄れる。

・コントロールしたい

今は割とそうでもないが、昔は、タルパは自分でコントロールできるものだしそうすべきと言う考えがあった。
だから、「タルパにした」と言えばそれはコントロール可能なものにカテゴライズされることになる。自分を害するかもしれないものではなくなる。安心できる。
これは上の理由とも重なることだ。無意識にそうしている人もいるだろう。

・できたものを受け入れたい

タルパを作ろうとして、タルパのような似て非なるものができてしまうことがある。
けれど、それをタルパではない、とすると否定するような気持になってしまう。

タルパを作った人が、突然タルパのようなものが頭に現れる現象も多い。
以前、浮き草氏が"邂逅型"という概念を新しく作ったのもそれを手伝っている。

そんなわけで、その人が産まれてしまったものを受け入れるために、タルパの定義を広げるもしくはもっと広い概念を採用したりするわけだ。
個人的には、無理にタルパだと言う事もないと思うけど。

ちなみに英語圏でも「Walk_in」と言う全く同じような用語が最近できたが、それはタルパではないとする声が強い。考え方の違いだ。

・・・・・・とまあこんな感じだと推測される。
もちろん違う理由もあるだろうし自分の理由を意識してないこともあるだろう。

でも、とにかくいろいろな深刻な理由があって、タルパとされなかったものをタルパとしているわけだ。「それはタルパではないんじゃないか」と言われたら反撃する。なぜなら、上記のような理由があるからだ。

一番多いのは、そもそも定義の話を過剰に避けたり、定義を言おうとした人を攻撃することだ。

これがリンゴを売るような気軽なことだったらいいのだが、問題は自分の心の話なので必死になる。そうしないと心が傷ついたりするからだ。すでに傷だらけの場合も多く、「僕はこれがタルパだと思う」と言う控えめなスタンスの表明にも噛みついていく。

タルパの定義をはっきりさせるような言葉は封じられ、逆にあいまいにする行動は増えていく。
こうして、タルパの定義はさらに広がっていく。
まあ別に非難しているわけでもなく、タルパに関わる現在の状況を語る上でどうしても避けて通れない話だ。

もちろん、そうした人が少数なら、「おいおい、タルパと言うのはそういうものじゃないよ」と言われてそれでおしまいだ。本人も、そうなのか、と思ったりする。

2010年代初頭あたりまではそうだった。
しかし、そこからは、広い定義を持ち、定義の話を避ける人の方が多数になり、その傾向は加速度的に進んでいった。

だから、あなたは混乱することになるし、「タルパとは何か?」と言うのもどんどんわかりにくくなっている。
誰もはっきりした定義を教えてくれないし、あまりに多くのものがタルパだと言われている。

初学者のタルパーのほとんどが頭を悩ますのは、こうした問題だ。

この逆転現象が起きた理由を見て行こう。

最初の理由として、今はタルパーの多くがTwitterで話をしている、と言うのがある。オカルト板にはオカルト好きしか来ないけど、Twitterにはいろんな人がくる。
当然、これをタルパにしよう!これはタルパだったんだ!といった人の割合も増えるわけだ。
まあ、2010年頃には前までのタルパ界隈で発言力を持っていた人が軒並み消滅していたのもある。

もう一つの理由として、そもそも「タルパのようなものを持っていなかった人」のほとんどが消えていく、というのがある。

なぜなら、タルパ創造の具体的な手順が示されていないから、始める前にタルパを持っていない人の多くが挫折する。実際に、Twitter上では新米タルパーのアカウントが今も次々に活動停止している。
残るのは、たいてい「タルパのようなもの」をすでに持っていたか、簡単に作れる人だけだ。

それで、タルパが何かすらも分からず、作り方もよくわからず、周りに似たような人もいない孤独感。それは、駆け出しのタルパーを挫折させるのに十分だ。
そんなわけで、曖昧な定義をもつ人が加速度的に増え、タルパの定義は収集不可能なまでに拡大してしまったのだ。

タルパとはなにか?という研究もも、タルパの創造方法の研究も全く行われていないのはそうした事情があるのである。

だから、はっきり言ってしまえば今の(日本の)タルパコミュニティに「タルパとは何か?」の答えを求めるのは不可能だ。
けれど、答えがないというのがやっぱり不安なのは、僕もそうだったから分かる。

英語圏の定義を借りるのも一つの手だ。
もちろん、自分の中に閉じこもって、「俺のタルパはこれなんだ!」と叫ぶことも僕はそれでもいいと思う。

けれど、考え続けることも、一つの答えになりえると思う。

そして、いつかタルパの定義ができること。それによって、タルパとは何か?という問いに苦しませられる人が少なくなることを、僕は望んでいる。

この記事は以上だ。この記事によってあなたの疑問がすこしでも晴れたなら幸いだ。

***

下はすでにタルパについてお詳しいような方々にお向けした文章だ。
私の全く至らぬ考えに対しどうかその寛大なお心でお許しを請いたい。

***

もちろん、日本におけるタルパ定義の拡大は浮き草氏による"邂逅型"の定義が切欠で、影響力のある人が言ったからそうなんだ、と言われることもあるだろうが、私の見解としては、そのことをきっかけとして、記事内のような傾向が表に現れやすくなったと考えている。
これはあくまで悩んでいるひとにモヤモヤを解消してもらうための記事なので、話を理解しやすくするために省いた。まあ、本記事の議論の大筋には関係のないことだ。
また、2010年代初頭あたりにおいて、タルパを妄想ではないか、イマフレではないか、と疑う声が強くなったことにも触れていない。これも現在の界隈の状況を生んだ理由の背景また延長の一つにあるだろうが、直接的に現在の状況を理解する説明としては触れなくてよいものだからだ。もちろんこのことについて誤認があれば情報を頂きたい。というか誤認がなくても情報はほしい。

また、連絡手段がないので確かめることはできないが、浮き草氏がわざわざ邂逅型という概念を作ったのも、自分の中にある神のようなものをタルパだと定義するためかもしれない。
もしそうでなければ謝罪をするので直接連絡できる場がほしい。できれば少し話もしたい。いや、本当はじっくり話したい。

また、「元々タルパみたいなものを持っている人でも、そうでない人もいるよ」と当てつけがちに言われるのがもう目に見えるようだが、私は傾向の話をしているので2,3個の反例を出されても反応に困る。お互い疲れるだけだ。
また、原因は複数あってしかるべきなので「こんな可能性もあるからこの記事は間違ってると思うよ」みたいなポンチもできれば勘弁してほしい。
もちろん、別の理由をしっかりとした論理構造で述べていただければ有益なことだし、良い感じの反駁であれば泣いて喜ぶ。

また、本文中で何度も述べたように、私は広いタルパの定義を持つ人や、すでにタルパを持つ人、タルパめいたものをすぐ創った人を非難しているわけではない。
だから、反論するなら論理構造やその根拠に対しての論理的な反駁に絞ってほしい。そうすれば、私とあなただけでなく、それを見る人全ての役に立つ。

そもそも、論理や論拠に対しての理性的な間違いの指摘でなければ、それは反論ではなくただの攻撃だ。
僕がただいたいだけなので攻撃するのはやめてほしい。

その辺の話も含め、本筋とは関係ない重箱のスミをつつかれることに私は少しくたびれている。
気に入らないなら気に入らないと率直に言ってもらえれば反省はする。

考察は誰が正しいかで争うための道具じゃないし、できればみんなを少しでも手助けするものであってほしいと私は願っている。

もちろん、私の認識や論理に間違いがあればいつでも修正するので、情報や意見の提供をよろしくお願いしたい。

私がこんな記事を書く目的は、もうこれ以上他の人に同じような思いをさせたくないだけだ。
せめて正確な認識があれば、苦しまなくても済む。
傲慢ながら、できれば協力してほしい。僕はそう思っている。

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